獄門撫子此処ニ在リ

書誌情報

題名:獄門撫子ごくもんなでしこ此処ここ
著者:伏見七尾ふしみななお イラスト:おしおしお
発行日:2023年8月23日
発売日:2023年8月18日
出版社:小学館
レーベル:ガガガ文庫
ISBN:9784094531428
版型:文庫版

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ライトノベルロマンシスホラー幻想バトルアクション巨大感情高校生作家人外バディコメディシリアスダークせつない熱血

その乙女、化物を喰らうさだめ――。

これが応募総数1469作品の頂点。
第17回小学館ライトノベル大賞《大賞》受賞作!

獄門家――地獄より現れた血族。怪異ひしめく古都・京都を根城とする彼らは、呪術を操る胡乱な者どもはもとより、化物にすら畏怖されていた。
そんな凶家の末裔たる乙女――獄門撫子は、化物を喰らうさだめの娘。
荼毘の炎から取りあげられた、このうえなくうつくしく――このうえなく、忌まわしい娘。

しかし……
「撫子か。なるほど、その名の通り可憐だな。」
このうえなく奇妙で、胡乱で、美しい女――無花果アマナ。
自らを恐れもせずに笑う彼女との出逢いが、撫子を変えていく。

花天井に潜むもの。箱詰される人身御供。学園にあざなえる呪い。人を幻惑するけもの。かたちなき化物。
次々と怪異に挑むうち、二人はやがて目を背けていた己そのものと対峙する。

「あなたさえいなければ、わたしは鬼でいられたのに。」

鬼の身体にヒトの心を宿す少女と、ヒトの身に異形の魂を抱える女。
二人のつむぐ縁が、血の物語の封を切る。
TYPE-MOON武内崇氏も認めた、おそろしくもうつくしき、少女鬼譚。

引用:小学館

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メモ

  百合度 ☆☆ 深度 ☆☆☆

 獄卒の血を引く鬼の娘・獄門撫子。怪異を蒐集する胡散臭い美女・無花果いちじくアマナと組んで怪異をぶっ飛ばす。やがて、人の世の理から外れた鬼として独り生きてきた少女に芽生える感情は――。ふたりの始まりを描く伝奇アクション。

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