ほんわか魔女を目指していたら、史上最強の杖に選ばれました。なんで！？

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ライトノベルファンタシーバトルアクション魔法学校魔女令嬢人外バディ陰キャ×陽キャすれ違い巨大感情コメディ

　ノーテンキ少女は最強の力で学園で無双……せずに友達作り!

　攻撃魔法とか一切興味なし。欲しいのは友達！　そんなノリで入学した少女レヴィーを最強の聖杖が選んじゃった!?
「えぇっ！？　そ、そんなヤバい杖だったの、これ！」
　うっかり『史上最強の破壊力（！）』を手に入れてしまったレヴィー。
　そうして聖杖に本来選ばれる筈だった女の子からは睨まれ、高飛車な令嬢には決闘を挑まれ――こ、こんな力あたしは要らないのに!
　しかし、レヴィーは聖杖を破壊には一切使わず、受けた攻撃をお菓子に変えちゃうわ、凶暴な魔物を仲間にするわ、結果として最強の杖を誰よりも自由に使う魔女となっていき――!?
　気ままな女の子による無双……でなく友達作りファンタジー！

引用：富士見ファンタジア文庫

配布元	入手条件	タイトル	仕様
ゲーマーズ	先着順	先輩達との距離を縮めよう！　―失敗編その一―	４Pリーフレット　２段組　本文３頁
メロンブックス	先着順	少女達の戦い　―ごっつぁん編―	４Pリーフレット　１段組　本文３頁

メモ

　　百合度　☆☆　深度 　☆☆

　本来なら、最強の聖杖を継承し、国を守護する役目を負うはずだったシシリー。ところが、聖杖はシシリーを選ばず、破天荒な転校生・レヴィ―の手に収まります。魔王から国を救った魔女の家系に生まれ、強大な魔法の力を引き継いだ代わりに、魔王の呪いを受けた一族として周囲から偏見の目を向けられ孤立してきたシシリーにとって、聖杖を奪われたことは、唯一の拠りどころを奪われたようなもの。当然、レヴィ―に対する印象は最悪。一方、レヴィ―の方はシシリーに対して最初から好意全開で友達になろうとしてくる。最悪な出会いからはじまって、嫌っている相手が、なんだかんだで気になる存在になり、いつしか隣にいることが当たり前になってくる――そうこうしているうちに、友情に対する試練があって、疑念にとらわれながら、ぶつかりあって確かめってと、友情の物語としては申し分ない展開をみせてくれます。ふたりの関係の変化を描く筆が、ちょっと駆け足気味なのは残念ですが、変にお色気シーンなどを挟んでくることもないので、爽やかな印象を受けました。
　ちなみに、ダークな百合好きからすると、悪役の方に肩入れしたくなるかもしれません。