ガーンズバック変換

書誌情報

著者:りく秋槎しゅうさ
翻訳:阿井幸作/稲村文吾/大久保洋子
イラスト:掃除朋具そうじほうぐ
装丁:早川書房デザイン室
発行日:2023年2月25日 
発売日:2023年2月21日
出版社:早川書房
ISBN:9784152102126

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一般文芸SF短編集

華文ミステリ作家・陸秋槎による、超絶クオリティの日本オリジナルSF短篇集

『元年春之祭』『文学少女対数学少女』華文ミステリ作家・陸秋槎、初のSF作品集!

ネット・スマホ依存症対策条例が施行された近未来の香川県。全未成年者たちは例外なく、液晶画面を通じたネットへの視覚的なアクセスを遮断する特殊眼鏡「ガーンズバック5」を着用することを義務付けられていた。そんな香川から、女子高生の美優が大阪へやってきた目的とは――? 大阪観光サイバーパンクの表題作をはじめ、創作と道徳をめぐる脳科学SF「サンクチュアリ」、中世の南仏で貴族少女と吟遊詩人の出逢いを描くボルヘスやカルヴィーノ風味のファンタジー「物語の歌い手」、スマホゲーム開発をめぐる知的遊戯「開かれた世界(オープンワールド)から有限宇宙へ」、さらに百合SFアンソロジーや『異常論文』といった日本の書籍のために書き下ろされた傑作など、全8篇を収録。

引用:ハヤカワ・オンライン

メモ

[収録作]

  • サンクチュアリ 稲村文吾訳 初出 書下ろし
  • 物語の歌い手 大久保洋子訳 初出 書下ろし
  • 三つの演奏会用練習曲 稲村文吾訳 初出<香港文学>2021年4月号
  • 開かれた世界オープン・ワールドから有限宇宙へ 阿井幸作訳 初出<SFマガジン>2023年12月号
  • インディアン・ロープ・トリックとヴァジュラナーガ 稲村文吾訳 初出<SFマガジン>2021年6月号
  • ハインリヒ・バナールの文学的肖像 大久保洋子訳 初出『時のきざはし 現代中華SF傑作選』新紀元社(2020年6月)
  • ガーンズバック変換 阿井幸作訳 初出<香港文学>2022年3月号
  • 色のない緑 稲村文吾訳 初出『アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー』ハヤカワ文庫JA(2019年6月)

百合SFアンソロジー『アステリズムに花束を』に書き下ろされた「色のない緑」、ネットへのアクセス規制が敷かれた香川県に住む女子高生と、大阪に移り住んだ幼馴染の束の間の再会を描いた表題作が百合作品として注目の短編集です

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