
書誌情報
著者:氷室冴子
装画:
装丁:
発行日:2026年5月
発売日:2026年5月20日
出版社:集英社
レーベル:オレンジ文庫
ISBN:9784086807029
判型:文庫判
氷室冴子のまぼろしの短編4編を初めて書籍化!
若い教師を愛する女子高生の心を繊細なタッチで描いた異色作「あなたへの挽歌」。
あるフラストレーションを抱えた彼女の秘密「おしゃべり」。
悲しみ、苦しみ……10代の悩みを情感豊かに描いた「悲しみ・つづれ織り」。
女の子同士のへんてこな関係を軽快につづったユニークな快作「私と彼女」。
等身大の少女から古代ファンタジー、古典へのいざないまで、幅広いジャンルで絶大な人気を誇った氷室冴子の書籍未収録短編をここに収録!
さらに、傷付き、傷付けながら自分を取り戻す少女の姿が話題をさらった受賞作「さようならアルルカン」、一人の少女失踪から明らかになる孤独と傷、そして再生を描いた衝撃の文庫デビュー作「白い少女たち」を併録した大ボリュームの初期傑作集。
伝説の少女小説家、氷室冴子の原点がここにある。
少女の瑞々しさ、純愛、葛藤、ひりつくような焦燥感。
そして『少女』という檻に閉じ込められた閉塞感――。
2008年に生涯の幕を閉じるまで、少女小説ブームを牽引し数多の読者を魅了した氷室冴子。
ページをめくると、あなたが知らなかった氷室冴子にきっと出会う。
時代は変わっても異彩を放ち続ける透明感溢れる世界といきいきと輝くキャラクターに、きっと驚く。
引用:集英社
メモ
【収録作品】
・さようならアルルカン
・あなたへの挽歌
・おしゃべり
・悲しみ・つづれ織り
・私と彼女
・白い少女たち
タイトルになっている著者の代表作2編に、『小説ジュニア』誌に掲載されたまま単行本未収録だった作品4篇を加えたもの。
同性愛テーマを含んだ作品として「私と彼女」があります。美大の受験に失敗し、スランプ中の浪人生の聖子が痛飲した翌朝、アパートで目を覚ますとベッドの中に見知らぬ女の子。すると、愛子(いとこ)という少女は、聖子が誘ったと主張してそのまま居ついてしまいます。時代を感じさせる表現はあるものの、なんとか追い出そうとする聖子と、それを調子よくかわしてしまう愛子のやりとりが面白いコメディです。


