書誌情報
著者:瀧川蓮 イラスト:ヨシモト
デザイン:浜デ
発行日:2023年9月1日
発売日:2023年8月19日
出版社:TOブックス
ISBN:9784866999272
版型:B6ソフトカバー
ライト文芸ファンタシーヘテロ吸血鬼エルフ聖女聖職者チート母娘主従師弟家族愛溺愛コメディダーク
『国陥としの吸血姫』という異名で恐れられる真祖・アンジェリカは、
今日も一つの国を魔法で燃やし尽くした。
その理由とは――
「マ――マ――!」
かわいすぎる娘のためだった⁉
森で拾った人間の赤ちゃんを連れ帰り育てるうちに、
ぷにぷにお肌や穢れを知らない純粋さにノックアウト。
平気で人殺しをする冷酷さはどこへやらで、デレデレ溺愛ライフを過ごしていた。
そんなある日、実は「聖女」という特別な存在であった娘・パールを狙い、
愚かな国王が誘拐計画をしかけてきた。
これには当然怒り心頭!
容赦という言葉を忘れた「ママ」は、どんな残酷な手を使ってでも敵を殲滅する!
チートな最強吸血姫が愛ゆえに大暴れ⁉ 親バカダークファンタジー!
メモ
真祖の一族のなかでも最強の吸血姫・アンジェリカと、規格外の聖女の力を秘めた娘・パール、アンジェリカに絶対の忠誠を誓う従者のアリアに加えて、力試しにアンジェリカに挑むも返り討ちにされたのちに弟子となるハーフエルフ・キラ、最初は行き違いからアンジェリカの粛清対象になりかけたものの和解し、アンジェリカのもとに、たびたび顔を出すようになる、世界的に支持されている宗教の教皇・エルミアが登場し、疑似家族ものの様相も呈し、女性同士のやりとりが多く含まれています。
しかし、男性のキャラクターも登場しますし、アンジェリカとかつて関係のあった男性との情事に触れるシーンもあるので、苦手な方はご注意ください。最初はパールを見下して挑むも、相手にならず、さらに命を救われたことで、以降、パールを崇拝するサドウスキーというキャラクターがいるのですが、いくら最強とはいえ幼女に対して、本人にドン引きされているにもかかわらず、大の男がまとわりつくのを、ギャグとして描写しているのが、個人的には一番キツイとこでした。