１８日には、集英社オレンジ文庫から、全寮制の女子校で学園のマリアと崇められた少女の失踪の謎を追う『私のマリア』が発売されました。公式発表はありませんが、隠れた百合ミステリの秀作として評価したい作品です。特設サイトでは、本作の番外編も公開。本編読了後に読まれることをおすすめしますが、巨大感情が描かれた百合として見逃せません。
１９日には、相次ぐ重版など盛り上がりを見せる人気シリーズの最新刊『週に一度クラスメイトを買う話 ４～ふたりの時間、言い訳の五千円～』が発売されました。主役２人が関係解消の期限としていた高校卒業が近づき、揺れ動く心情と決意が描かれます。同時に、破天荒な少女と、名家に生まれながらも一族にかけられた呪いのために、周囲から忌み嫌われている孤独な少女の友情をコメディタッチで描く『ほんわか魔女を目指していたら、史上最強の杖に選ばれました。なんで！？』も発売されました。
また、先週１１日に発売された『要の台所』を目録に追加しました。料理をテーマに、日本人とネパール人の少女が、言葉や文化の違いに躓きながらも、友人関係を築いていく姿が描かれています。
その他、今年刊行された百合文芸。今後発売予定の作品はこちら
