私のシスター・ラビリンス

Amazon

ライト文芸日常青春女子校文化祭クリスマス添い寝看病学生高校生作家疑似姉妹姉妹コメディほのぼの

超お嬢様学校で繰り広げられる姉×妹制度！

百合作品で大人気のライトノベル作家・みかみてれん氏と、イラストレーター・Tam-U氏の挿絵で繰り広げられる、超お嬢様学院での女の子たちのガールズラブコメディ！

引用：KADOKAWA

メモ

　　百合度　☆☆☆　深度 ☆☆☆

　『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話』（通称「ありおと」）と『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ！（※ムリじゃなかった！？）』（通称「わたなれ」）が、順調に巻を重ね、百合小説好きの渇を癒してくれているみかみてれん先生。
　そのみかみ先生が、過去には「ストロベリー・パニック」「ラブライブ！シリーズ」といった百合好きにも人気を博したコンテンツを生み出してきた雑誌『電撃G’s Magazine』の2020年の読者参加型企画のメイン・ライターとして選ばれました。読者の投票によって決まった、カップリングや展開をもとに書いた小説が、本誌とKADOKAWA公式小説投稿サイト「カクヨム」で交互に掲載され、それを一冊にまとめたものが本作。
　都内の進学校に通っていた春崎涼香は、目をかけてくれていた祖母の死をきっかけに、効率だけを重んじ、脇目を振らず学業にのみ打ち込んでいた生活に行き詰まりを感じ、叔母が学院長を務める名門校・麒美島（きびしま）女学院に編入します。涼香を待ち受けていたのは、新たに設けられた姉妹制度でした。高等部の2年生ひとりと、1年生ふたりでグループを組み、1年を過ごしたのち、うちひとりと永遠の契りを結ぶという制度。姉となる3人のうちのひとりに選ばれた涼香は、妹候補の6人の女の子たちと出会います。
　ひとりひとりのキャラクターが個性豊かに魅力的に描かれており、姉妹の交流、姉どうし、妹どうし、ものすごくたくさんの組み合わせから生まれてくる関係性が、どれひとつとして同じでなく、書き分けられているのはさすがのひとこと。欲をいえば、最終的にひとりだけ選ばれるという設定なので、他の子のルートも全部見たかったです

関連作品を見る

同じ著者の作品